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JR湖西線の駅名変更

 前回の寝台列車の件に続き,JRのダイヤ改正に伴う変更の話題です。
 京都市の山科駅から琵琶湖西岸を通って北陸線につながるJR湖西線の駅のうち3月15日のダイヤ改正に合わせて2つの駅の名称が変わります。一つは「雄琴駅」から「おごと温泉駅」へ,もう一つは「西大津駅」から「大津京駅」への変更です。この変更は地元の要望からのものですから,大津市はこれに伴う費用をJRに支払っています。私が払った税金も関係するということで,少し興味があったりして…。微笑

 まず「おごと温泉駅」です。この駅の近くには雄琴温泉があって,もっと温泉地であることをアピールしたいということで今回の変更となったそうですな。駅名を変えるのは結構なことだと思いますが,地名の「雄琴」がひらがなになっています。今回,温泉地のアピールのために,駅前に「おごと温泉 六角足湯」という足湯の施設を新たに建設しました。…あ,これも「おごと」ですね。駅名に合わせたのかな…。そう言えば「おごと温泉観光協会」もひらがなでした…。微笑

 日本全国では平成の大合併のときに,ひらがな名の自治体が大量に発生しました。この背景には,都市名を柔らかいイメージにしたいとか,対等合併の際にもともと同じ名称の漢字の自治体名があって,それをそのまま使うと吸収合併みたいでイヤだとか,色々理由があったかと思います。ただ,漢字の地名というのは漢字そのものに意味があることが多いので,ひらがなの地名に変えてしまうことには,地名のもつ歴史的な背景や意味を失わせてしまうという欠点があります。

 雄琴という地名は,このあたりに平安時代の貴族であった今雄宿禰の荘園があって,その「雄」の字とその邸宅から聞こえていた琴の音から来ているそうです。現在の雄琴駅前には「琴のしらべ」という噴水があり,これは当然のことながら雄琴の由来をイメージしたもので,琴の意味を大切に考えたものでしょう。
 それでも,関西で「雄琴」と言えば,風俗街をイメージする人が多いので,それを嫌って「おごと」にしたのかな…という推測はできますけどね。しかし,風俗街のあるところは温泉街とは明確に区別されていますし,昨今は衰退傾向にあるかと思います。そもそも風俗街があるところの地名は「雄琴」ではありませんしね。という訳で,個人的には「雄琴温泉」という駅名がよかったなぁ…と思ったりします。まぁ,今さらなことなんですが。滝汗

 もう一つ駅名が変わるのが「西大津駅」。新しく変わる「大津京」という駅名について,ちょっとした論争があるようです。古代に大津京があったとされているこの駅の周辺ではこれまで発掘が行われていたので,それが「大津京」への駅名変更の根拠となった訳ですが,それに反対する研究者によると,それはそもそも天皇の御座所である「大津宮」であって「大津京」ではないということです。「京」の特徴としては,碁盤目状の区画があることだそうなんですが,この地ではそれは見つかっていないということが理由みたいですねぇ…。街の体裁を表す碁盤目状の区画がなければ「大津京」とは言えないということなんでしょうかね。まぁ,「京」には碁盤目状の区画はいらないとする研究者もいるそうなんで,これからさらに論争が続くことになるようです。

 「大津京」の論争については今後の展開にまかせて,私としては,とりあえず今回の駅名変更が地元の振興につながればいいかな…という感じです。今まで「西大津」で慣れているので,そういった違和感はありますけど…。でも,論争の結果によってはまた駅名変更になったりして…。笑顔

さよなら銀河

JRの寝台特急や寝台急行が次々と姿を消すようですね…。

産経新聞(2008.3.13 01:40)
「銀河」あすラストラン ホームにはファン大挙

 東京駅10番ホームから機関車にひかれた「銀河」がゆっくりと発車した。12日午後11時。鉄道ファンら約300人が身を乗り出し、一斉にカメラのシャッターを切った。青い車体が遠ざかるにつれ、「さよなら」と甲高い声が飛んだ。
 引退を前に、260人の定員は、平日でも7割からほぼ満席。14日発の列車は1カ月前の発売開始後30秒で売り切れ、“引退セレモニー”はラストランを待つことなく、ヒートアップしている。

 「銀河」は昭和24年に登場し、翌年に愛称が付けられた。現在は、下りが午後11時に東京駅を出て午前7時18分に到着し、上りは大阪発午後10時22分で東京着は午前6時42分。新幹線の始発・最終よりも“遅く出て、早く着く”ことでビジネスマンにも重宝された。
 12日に東京駅から「銀河」に乗った西東京市の自営業、土井信成さん(59)も食品メーカーに勤めていた40代のころ、大阪出張はいつも「銀河」だった。
 車内は個室がなく狭い2段ベッドが並ぶ。仕切りはカーテンだけだったが、「乗り合わせたほかのお客さんとも話ができたり、旅の風情があったんですよ」。1度、小学生だった長男と一緒に乗ったときは、いつもより親子の話が弾んだ。「『お父さん、電車で寝られるんだね』って、息子がはしゃいじゃってね。ブルトレは親子に忘れられない思い出までくれました」。

 「銀河」とともに14日、姿を消すJR九州の寝台特急「なは・あかつき」(京都-熊本・長崎)は、機関車側のヘッドマークがなくなる盗難被害が発覚したばかりだが、「銀河」を運行するJR西日本も備品が被害に遭い、一時は車体側面の行き先表示幕などを紙や段ボールの代用品にして運行していたほどだ。

 今回で昭和62年のJR発足後、ブルトレは13列車が廃止に。JR西は「銀河は利用が減り続け、平均乗車率は4割強。新幹線や航空機の運行に加え、各地に安いホテルができた。料金で大きな開きのある深夜バスの台頭も大きい」と廃止の理由を説明する。
 残るブルトレは「北斗星」(上野-札幌)「日本海」(大阪-青森)「あけぼの」(上野-青森)「北陸」(上野-金沢)「はやぶさ・富士」(東京-熊本・大分)の6列車となる。
 「北斗星」は、今回のダイヤ改正で2往復から1往復に減便される。北海道新幹線開業に伴う青函トンネルの工事が理由だ。同トンネルは線路を外側に1本増やすなどして在来線と新幹線が同じレールを共用するが、JR東日本は「新幹線開業後に2往復に戻すかは未定だ」と話す。
 鉄道アナリストの川島令三氏は「JR各社は、新幹線の新車両を導入しなければならず、ブルトレの新車両をつくる余裕がない」とみており、ブルトレの前途は多難だ。

 「銀河」ってどこかで聞いたことがあるなぁと思っていたんですが,ちょっと記憶が蘇ってきたようで…。私が学生のときに東京から広島までJRに乗る機会がありまして,そのときに当時一枚2200円だった「青春18切符」を使って東京-大垣間を走る夜行の快速(今はムーンライト号というんですかね)に乗りました。それが盆の時期だったんで,車内は大混雑。仕方がないので立ったまま眠るという状態で。どうもこのときに銀河を見かけたようですね。「あぁ,金があったらああいう特急に乗れるんだなぁ」と何となく思っていたような覚えがあります。途中の駅で銀河に抜かされたのか,それとも単に駅に停車していた銀河を見たのかという記憶がもう一つ曖昧なんですが…。当時の運行ダイヤがどうだったのかも分かりませんしね。ともかく,その銀河が姿を消しますかぁ。ついに一度も乗る機会はなかったですけど…。滝汗

 寝台列車と言えば,その後,佐賀県の鳥栖駅から京都駅まで寝台急行に乗ったことが一度だけあります。車内はかなり空いてましたけど,一番安い寝台車両だったんで結構スペースがきつかったですね。まぁ,旅の風情は感じられてよかったんですけども。このとき京都駅に到着するのが朝の5時ごろだったので,検札に来た車掌さんが「着く前に起こしましょうか?」と気を使ってくれました。結局,ちょうど着く前に目が覚めて寝台の横の座席に座っていたら,車掌さんが「もうお目覚めでしたか~。」と笑顔で声をかけてくれたことを覚えています。微笑

 それにしても,鉄道ファンというのは「熱い」ですね。私も鉄道自体は結構好きなんですが,ここまで熱くなれません。滝汗そう言えば,1997年に京都市営地下鉄の東西線が開通するときに,京阪電鉄の京津線の一部路面電車となっていた部分(京都の三条京阪駅~京阪山科駅)が地下線化されましたが,そのときにカメラを抱えた人たちがうじゃうじゃとやって来ました…。鉄道が廃止されるというニュースなんかでは,鉄道ファンが大勢やって来て写真を撮りまくっているという映像を見ますが,実際にそういう場面に出くわすのは初めてでして。「へぇ~すごいね」などと一人で感動してしまいました。でも,ヘッドマークの盗難はだめですねぇ…。

 先日,報道されていたように思いますが,JRの湖西線~北陸線を走る特急「雷鳥」の車両が来年以降リニューアルされるそうで…。今の車両は,昼間走る特急の昔からの定番のタイプです。う~ん,このへんは全然詳しくないので,この車両を何と言うのか分かりませんが,先頭がモコッと膨らんだような,肌色ベースに赤いラインが入ったやつですね。笑顔ということで,新しくなる前に一度乗ってみたい気持ちはあるんですが,銀河のようにまた乗り損ねることになるような気もしています。滝汗

墓地なし死亡禁止条例

ちょっと前の話ですが,不思議なものがあったので…。

産経新聞(2008.3.6 15:37)
「墓地なし死亡禁止条例」を提出 フランス南西部の村

フランス南西部にあるSarpourenx村の村長が、住民約260人に対し、墓地が満杯でこれ以上埋葬するスペースがないため、もしも死んだら罰を与えると通達した。
 村役場に掲示された条例は「墓地に区画を保有していないのに埋葬を希望するすべての住民は、教区内で死亡することを禁じる」としており、「違反者は厳しく罰せられる」という。(ロイター)

 墓がないのに死んだ人には,どのような罰が待っているんでしょうか…。意味があるのかよく分かりませんが,村の規模からすると,「このくらいやらないといけない状況なんで,ここは一つよろしく頼みますよぉ…」というニュアンスなんでしょうかね。

平城遷都1300年祭のマスコット

 以前,「イベントのマスコット」の記事でとりあげた平城遷都1300年祭のマスコットキャラクターなんですが,あちこちのメディアに登場して話題を呼んでいるようですね。「平城遷都1300年祭を救う会」なるものも出現して大いに盛り上がっているようです。微笑

産経新聞(2008.3.10 00:57)
平城遷都祭キャラに嫌悪感? 賛成は1割以下

 平城遷都1300年祭のマスコットキャラクターをめぐり、デザインを不満とする市民グループ「平城遷都1300年祭を救う会」のメンバーが9日、奈良市の近鉄奈良駅前で、マスコットの白紙撤回を求める署名活動を展開。この日は、約6時間半の間に市民や観光客ら約680人分が集まった。同会は今後、インターネットを通じて集めた反対意見なども集約し、白紙撤回の要請書とともに、県や事業協会など関係機関に提出するとしている。
 仏教世界をイメージした童子にシカの角がはえたマスコットには不評も少なくなく、同市の自営業、陽群誠さん(26)らが同会を結成、この日、初めて街頭での署名活動に乗り出した。
 同会メンバーらは、通行人らに「マスコットの反対運動をやっています」とアピール。マスコットが描かれたチラシを見せて賛否を問い、「反対」の人に署名を求めた。
 このうち、反対署名した奈良市内の男性会社員(45)は「かわいくない。嫌悪感も感じる」。同市内の主婦(44)も「小さな子供は喜ばないと思う。もっとかわいい方が多くの人に受け入れられるのでは」と厳しい意見。
 一方、賛成とした人からは「斬新」「採用が決まったから」などの意見が寄せられたが、同会によると、賛成としたのは賛否を尋ねた人全体の1割以下だったという。
 同会メンバーの男性(36)は「ここぞとばかりに署名に訪れた人が多かった。年齢層も幅広かった」と話していた。

平城遷都1300年祭マスコット このマスコットのイメージは,大仏ではなくて童子だったんですね…。私の感想は,最近の流行にとらわれない個性的なキャラクターで悪くないかもという程度のものでしたけど,こういう記事を読んでいたら,平城遷都1300年記念事業協会には是が非でもこれで押し通して欲しいという気になってきました。反対している人には申し訳ありませんが,私の中ではこのマスコットキャラクターのイメージが定着して頭から離れません。この気ぐるみを見てみたいという思いがふつふつと沸いてきまして…。微笑

 愛称の募集は12日までということですが,このキャラクターのイメージにぴったりはまった愛称が決まれば,ひょっとしたら批判も吹っ飛んだりするかもしれません。まぁいずれにしても,これだけ喧々囂々の論争になれば,イベントの知名度も上昇して,その意義を考えるいいきっかけになるかもしれませんね。笑顔

大津でびわ湖開き

昨日,びわ湖開きが大津港で行われました。この時期の恒例行事ですね~。

中日新聞(2008年3月9日)
笑顔咲き、春到来 大津でびわ湖開き

 「第53回びわ湖開き」の開かれた8日、会場となった大津市の大津港一帯では、約1200人の招待客がイベントを楽しみ、春の訪れを祝った。
 観光船「ミシガン」の一日船長を務めた女優の佐藤めぐみさん(23)が出港を告げる鐘を鳴らし、30隻の湖上パレードが出発。船上で佐藤さんは、甲板から“春の扉”を開ける「黄金の鍵」を水面(みなも)に投下した後、操舵(そうだ)室に入り、船のかじ取りを体験した。
 佐藤さんは琵琶湖を訪れるのは初めてといい、「海のように広くて驚いた。京都からも近く、家族を連れて、もっと湖を巡ってみたい」と船からの眺望を楽しんでいた。
 日が暮れると、市内の湖岸7カ所で、市民がヨシで作ったたいまつ計500本を一斉に点火。延べ3キロにわたって水面を照らした。たいまつを湖から眺める鑑賞船も運航され、乗客は赤々と燃えさかる炎を眺めていた。

 ミシガンの一日船長として,放送中のNHKの連続テレビ小説のヒロインをよぶ習わしのようですが,今回は主人公ではなくて共演者だったようですね。スケジュールの都合なんでしょうか,それとも関係者の好みなんでしょうか…。にやり
 しかしまぁ,観光船は年中運航されてますよね。びわ湖開きで一体何が開かれるのか…という疑問もありましたが,新聞記事では「春の訪れを祝い」とありますね。テレビでも「琵琶湖の本格的な観光シーズンの始まりを告げる」などと表現されています。とりあえず,「いい気候になりましたので皆さん観光に来てくださいね」というアピールができればいいということなんでしょうね。微笑

 琵琶湖の観光船には,今まで2度ほど乗ったことがありますけど,ずいぶん前のことなんであまり記憶がありません…。また乗りたいなぁと思っていたら,先日「船で巡る春の近江八景」という行事の参加者を大津市の広報で募集していました。先着で受け付けて申し込みはメールでも可ということでしたので速攻で申し込みましたが,「落選」との通知がきまして…。おかしいなぁ…。そんなに申し込みが殺到しましたか…。
 近江八景については,いずれまとめて記事にしたいとは考えていますけど,まぁそのうちまとまった時間があるときに…。滝汗

日本の神仏

日本の「神仏習合」に関して,ちょっと興味深い記事がありました。

京都新聞(2008年3月3日)
関西ぐるっと神仏巡礼

 「神仏習合」という日本の伝統的な信仰の再興を目指す「神仏霊場会」の設立総会が2日、大津市の延暦寺会館で開かれた。伊勢神宮(三重県)から延暦寺(大津市)までを125社寺でつなぐ巡礼の新モデルコース「神仏霊場巡拝の道」を創設して、人々の心の安定や社会平和に貢献していく。
 宗教学者の山折哲雄さんを中心に、石清水八幡宮(八幡市)や清水寺(京都市東山区)、住吉大社(大阪市)、法隆寺(奈良県斑鳩町)など関西の有名社寺が発起人となり、参加を呼び掛けていた。
 京都46、滋賀18社寺のほか、大阪、兵庫、奈良、和歌山の2府4県から計124社寺が参加する。伊勢神宮は特別参拝の形をとる。
 総会では、会長に選ばれた森本公誠・東大寺長老が「神さま、仏さまを共に敬うことこそが日本人の精神の柱であり、世界へ発信していきたい」とあいさつ。引き続き、事業計画を決めた。
 9月8日には、参加社寺の住職、宮司らが伊勢神宮へ正式に参拝して奉告式典を行う。併せて、この巡拝コース専用の朱印帳(1000円)を各社寺で発売する。ガイドブックも作る。
 各社寺には霊場番号を付けているが、あくまでもモデルコースであり、回り方は自由という。
 発起人の山折さんは「神道、仏教、学会の3者で神仏共存の伝統的な信仰を回復し、神仏霊場巡りを人々の心の旅として国民運動にまでつなげたい」と話している。

 日本では「神様,仏様,稲尾様」といったちょっと古い流行語があるように,神も仏も一緒にしたような「神仏習合」という神と仏の合体と言う概念があります。今でも,寺の中に神社があったりしますからね。日本で仏教が受け入れられたのは,日本の神道における八百万(やおよろず)の神という考えのもと,仏もその神の一つという考えを持ち得たからであると言えるのでしょう。

 その後の仏教と神道の共存の過程には,神を仏の化身とする考え方や,逆に仏が神の権化であるとする考え方もあったとされていますが,日本人の倫理観に大きな影響力を持った神道は,仏教に対しても大きな影響を与えているようですね。神道では,人間は自然から生まれ,死ねば神となって自然に帰っていくとされますが,それは八百万の神という考えにつながり,祖先崇拝にもつながるかと思います。

 それに対して元々の仏教は,人間は死ねば輪廻転生し,その中でいずれは釈迦のような仏となるべく切磋琢磨するものとされていたようです。崇拝すべきは祖先ではなくて,祖先を導いてくれた釈迦如来ということになりますか。しかし,その神道と仏教が融合して,人間は死ねばみな神仏となると考えられるようになったことで,日本の仏教におけるお盆の行事に祖先崇拝の色が濃く表れるようになったということは言えそうですね。

 こんなことを考えているうちに,元寇(蒙古襲来)のことを思い出しました。鎌倉時代の日本は,モンゴル帝国の襲来によって,多大な被害を受けました。この戦いの後,時の執権であった北条時宗は,元寇のときの戦死者を敵味方の区別なく弔うために,鎌倉に円覚寺を創建したとされています。う~ん,現代的な感覚なら,沖縄の平和の礎のような戦没者全員の記念碑を建てるということは考えられますけど,今から700年以上も前の鎌倉時代に,敵さえも弔うような考え方があったということはかなりの驚きですね。これは,人間は死ねばみな神仏になるという日本的な死生観の典型的な表れなんでしょうね。

 また,太平洋戦争(大東亜戦争)のさなかの1945年4月,アメリカのルーズベルト大統領が急逝したときに,日本の鈴木貫太郎首相はアメリカに弔電を送りました。ニューヨークタイムズがこの内容を報道したそうです。「ルーズベルト大統領のリーダーシップが非常に成功し,今日のアメリカの優位を築いたことを認めざるを得ません。アメリカ国民の深遠な喪失感に同意し,深甚なる哀悼の意を表します」。

 日本の伝統的な「神仏習合」という信仰の再興を目指す「神仏霊場会」には,数多くの寺社が参加するようですが,親鸞を開祖とする浄土真宗は,もともと「神仏習合」への批判から出発した宗派ということもあって,参加していないようですね(当たり前か…)。また,浄土真宗の本願寺派(西本願寺)については,高名な同和団体との深いつながりが指摘されているようですが,この話に触れるには私のメモリがだいぶ足りないようです。滝汗

イベントのマスコット

おおつ光ルくん 今年は,源氏物語が最初に記録に現れてから1000年になる年ということで,「源氏物語千年紀in湖都大津」と銘打ったイベントが大津市で行われる予定です(2008年3月18日~12月14日)。紫式部が源氏物語の構想を練ったとされる石山寺を中心に,多種多様な催しが予定されているようですが,先日,「源氏物語千年紀in湖都大津」のマスコットキャラクターとして「おおつ光ルくん」が登場しました(左)。
 もちろん,源氏物語の光源氏をモデルにしていますが,去年,彦根城400年祭で活躍したひこにゃんを意識した感じですね。これはいわゆる流行の「ゆるキャラ」というヤツでしょうか。イベント期間中に石山寺に行くと,こんな着ぐるみが待っていて,修学旅行生が「キャー」とか言って握手したりするんでしょうかね。微笑果たして,ひこにゃんに続いて二匹目のどじょうとなるのか注目されるところです。ひこにゃんは強力でしたからねぇ…。笑顔

平城遷都1300年祭マスコット 一方,来る2010年は何の年かというと,710年に平城京ができてからちょうど1300年。という訳で,奈良では2010年に「平城遷都1300年祭」というイベントが開かれるそうです。で,右がそのマスコットキャラクターです。「これは一体…」。
 う~ん,大仏と鹿が見事に合体していますな…。これはいわゆる流行の「きもかわいい」というヤツでしょうか。イベント期間中に東大寺なんかに行くと,こんな着ぐるみが待っていて,修学旅行生が「キャー」とか言って鹿せんべいを食べさせたり…。滝汗
 でも,これはこれで,ひこにゃんなどとは全く違ったインパクトがありますね。夢に出てきそうです…。何しろ,マスコットキャラクターの候補の中で,これが一番だったんでしょうから…。それで,ただいま平城遷都1300年記念事業協会では,このマスコットキャラクターの愛称を募集中だそうです。3月12日までということなので,まだまだ間に合います。この機会に名付け親になってみてはいかがでしょうか。笑顔

【3/8追記】
平城遷都1300年祭のマスコットキャラクターについて,ネットで話題沸騰らしいですね。知らなかった…。滝汗批判もずいぶん集まっているそうですが,これだけ話題になれば,イベントとしては充分成功かもしれませんね。笑顔

たばこ自販機はタスポへ

 たばこの自動販売機も便利(?)になっているんですね。成人識別たばこ自動販売機というものが導入されていくそうで…。

産経新聞(2008.2.27 13:10)
「タスポ」申し込み開始 未成年の購入防止に期待 導入検証では高い効果

 自動販売機でたばこを買う際に必要になる成人識別カード「タスポ」の全国申し込みが今月から始まった。地域別に段階的に稼働し、7月には全面実施になる。未成年の喫煙防止に大きな効果が期待できる一方、カードの不正使用などを心配する声もある。(八並朋昌)
 タスポはICチップに成人証明を記録し、券面に氏名、顔写真、会員番号が表示されている。自販機の感知部にカードをあてないと作動しない仕組み。2万円を上限に電子マネー機能もある。
 運営主体の日本たばこ協会(東京都港区)の未成年者喫煙防止対策室長代理、横谷博さんは「先行受け付けの神奈川、鹿児島、宮崎3県では12月だけで約10万件の申し込みがあった」と話す。協会は日本たばこ(JT)、フィリップ・モリス(米)ジャパン、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(英)ジャパンの3メーカーなどでつくる。

 私は1年前からたばこは吸ってませんけど,どういうものかなぁという興味はありますね。今までは午後11時~午前5時には販売しないという規制がありましたけど,タスポ導入で,カードさえ持っていれば,いつでもたばこが買えるということになるようで。逆にカードを忘れるとたばこが買えないのか…。まぁ,売店で買えば済むことですけど,喫煙者にとっては少々面倒くさいですかね。未成年者の購入を防ぐという目的がありますが,売店での販売体制を含めて上手に運用していただければと思います。タスポの公式サイトというものがありましたので,詳しいことはそちらで。
成人識別ICカード「taspo(タスポ)」公式サイト

 そう言えば,数か月前にテレビを見ていたら,「顔認証式自販機」というたばこ自販機が紹介されていて,レポーターが実際に自動販売機のカメラに顔を向けて認証させてから購入というデモンストレーションをやっていました。童顔などで成人と認証されない人は,運転免許証で認証ということも可能だそうです。この自販機はまだ,沖縄など一部地域にしか設置されていないと紹介されていましたけど,これはどうなるんでしょうかね。本当はこれが見てみたいんですけど,どこにあるんでしょうか…。笑顔

【2/28追記】
ネットをちらちら見ていたら,次のサイトがありました。禁煙したい人向けに,色々な情報があるようです。微笑
禁煙するぞ.JP

気になるもの

 昨年,京都のビアホールに行ったときのジョッキ。デカイですなぁ…。片手で持つのがきつそうです。にやりそう言えば,ちょっと前のジョッキって,今のものより随分規格が大きかったような気がします。でも,今はそんなに大量には呑めないので小さくてもいいですけどね…。微笑

 上のビアホールに行く道すがらで見つけた看板。胸がうっときました。げそっう~ん,「あんバーガー」ですかぁ…。牛肉でもキツイなぁと思っている私には酷な話です。あんぱんもあんまんも駄目です。小倉トーストなどもってのほか。そもそもハンバーガーとやらも好みではないですけどね。米が食べたい…。うーん

 家で作った唐揚げ。「餃子の王将」で鶏肉をチューリップとよばれる形にしたものがあったんで,家で作れないかなぁ…と。作り方はどうだろうと思っても,最近はインターネットを検索すれば,腐るほど情報がありますねぇ。大いに参考にさせていただきました。口笛

比叡山雪景

 今日は雪が降っていましたが,ふと青空が現われたので比叡山を撮ってみました。そう言えば,先日何気なくテレビを見ていたら,比叡山の僧侶の宿(里坊)がふもとの坂本地域にあって,比叡山の僧侶は毎日里坊からケーブル電車で山に通うんだそうな…。まぁ,指導的な立場の人がケーブルで通うということなんでしょうが,昔と違って今の時代はケーブルがあってよかったですね。(^^; 今年は雪が多くて寒い気がします。修行僧の方は大変ですなぁ…。

 で,明日はバレンタインデーと言われている日のようです。私は甘いものが苦手なので,社会人になってからは決まって山のような義理チョコを前にし,途方にくれていたものです。自分が食べられないものをもらって,そのために半ば強制的な倍返しのお返しが待っているとは,なんて理不尽な習慣なんだと。今は会社勤めではないのでその点わりと気が楽ですね。こういうイベントは,特定の業界に押し付けられるのではなく,それぞれ自由に決めて楽しみたいもんですねぇ…。