最近のJ-POPは,海外からも注目されつつあるとか…。
日経トレンディネット(2008年04月18日)
マーティ・フリードマンが語る“欧米人がJ-POPに興味を持つ理由”
これまで、日本語でJ-POPを歌う海外アーティストといえば、BoA、東方神起、Kといった韓国勢など、アジアの歌手がほとんどだった。しかし、最近では映画『西遊記』の主題歌『around the world』やCM曲『空はまるで』などがヒットした、カナダ人兄弟がボーカルを務めるmonkey majik、J-POPが好きで日本に興味を持ち、昨年末はNHKの『紅白歌合戦』にも出場した“グラビア界の黒船”リア・ディゾン、一聴しただけでは日本人の歌にしか聴こえない黒人演歌歌手のジェロなど、欧米からも日本語でJ-POPを歌うアーティストが相次いで登場している。今や、ビジュアル系バンドが世界各地でライブを行うなど、アニメやマンガに次いで、海外からのJ-POPへの関心は高まっている。
この状況を予言していたかのように、何年も前から「J-POPは世界が注目するカルチャーになる」と言っていたのが、マーティ・フリードマンだ。90年代、世界的なヘビーメタルバンド「メガデス」のギタリストとして大活躍した彼は、ツアーで訪れた日本とそこで耳にしたJ-POPに興味を持つ。そして、その魅惑的な音楽の世界に飛び込もうと、バンドを脱退、5年前に日本に移住してきた。日本に来てからは、「邦楽」の仕事に積極的に参加、相川七瀬や鈴木亜美らのツアーメンバーとして活動したり、最近では北出菜奈や玉置成実らのプロデュースや楽曲提供を行っている。
そんなマーティが、初めての著作『い~じゃん!J-POP だから僕は日本にやって来た』を上梓した。日本とJ-POPに興味を持ったきっかけを明かす半生記、本当に好きな曲を紹介する極私的TOP40、さらに最新ヒット100曲以上のサウンド解説からなるこの本には、彼のJ-POPに対する愛情と、独自色が高く豊かなJ-POPの音楽性の秘密がたっぷりとつづられている。
マーティ・フリードマンという人自体は,私はあまりよく知らないのですが,テレビではよく見かけますね。ペラペラな日本語は,日本の歌への尋常ではない興味によって習得したとの話も聞きました。まさに,好きこそ物の上手なれ…ですか。
だいぶ前のことですけど,テレビのある番組で,彼が「石川さゆりの天城越えには,ヘビメタのツインギターが入っているんですよ~」ということを語っていまして,「そう言えばそうやな…」と。日本人には当然のように思われても,外国の人に指摘されて初めて気づくこともあるんですね。演歌とヘビメタって,何と言う組み合わせなんだと。日本人の外来のものをうまく取り入れて発展させるという才能は,歌にも発揮されていたということです。ただ,最近流行のラップ調の歌は,もう少しうまくできないかなぁと思うものが多い気がしますね。
リンク先の日経トレンディネットの記事には,マーティ・フリードマン氏が推薦する女性ボーカルTOP10が掲載されていますけど,う~ん,私は半分ぐらいしか名前が分からない…。上の記事冒頭の歌手など全然分かりません…。どうやら,私の中の音楽シーンは,90年代半ばぐらいで止まったままのようです。あ,でも黒人演歌歌手のジェロの歌は聴いたことがありますよ。ヒップホップ系の衣装でコテコテの演歌は衝撃でしたね。