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進まぬ参議院での審議

 このところの参議院の審議について,東京新聞(中日新聞)にしてはめずらしい(?)正論がありましたので,その記事を…。

東京新聞(2008年3月21日)
記者発 審議しないための力?

 ガソリン税の暫定税率を維持するための租税特別措置法改正案が参院に送付されて三週間たつが、まだ審議入りしていない。
 各委員会は、通常国会で最初に開く委員会で担当閣僚の所信を聞く。同法案が付託される財政金融委員会の定例日は火、木曜日。与党は十八日に財金委など十一の委員会で担当閣僚の所信表明実施を求めた。しかし、民主党は同委を含む三委員会の開会を拒んだ。

 理由は「定刻」。参院の常任委員会は、午前十時か午後一時から審議を始めるのが先例。十八日は予算委員会の審議が入っており、財務相ら三委員会の担当閣僚は、開始時刻には委員会室入りできない状況だった。

 与党は、予算委の前後や昼休みなど、閣僚が予算委に縛られない時間に委員会を開催するよう求めたが、民主党は首を縦に振らなかった。
 週二回、午前十時か午後一時からしか審議をしないという主張が、国民にすんなりと理解されるだろうか。民主党の態度は、同改正案の年度内成立を阻止してガソリン値下げを実現するため、と受け取られても仕方がない。

 自民党幹部は「民主党は福田首相を追い詰めて解散させようと政局モードに入っている」と解説する。ただ、国会は法案を審議する場所だ。そして、参院審議の主導権を握るのは第一党の民主党だ。
 民主党は参院に同法改正案の対案を提出しているが、それを審議しようとする姿勢も見えない。民主党は「審議しない」ために、国民から与えられた議席の力を使っているのか。 (清水俊介)

 民主党は相変わらずですね。今回の参議院での予算関連法案の審議は,民主党にとってその存在感を示す大きなチャンスだと思っていたんですけど,租税特別措置法改正案の審議はまだですか…。昨年の参議院議員選挙では,民主党の政権担当能力への期待があったかと思いますが,その期待は見事に裏切られてしまったように見えます。
 そう言えば,国民投票法案では,民主党はその修正協議に積極的に取り組んでいたはずなんですが,民主党の意をくんだ法案が成立に向けて審議される段になって,審議拒否ということもありましたね。国民の期待を集めては裏切ることの繰り返しですか。

 最近とても気になるのが,鳩山幹事長がことあるごとに記者会見で「この結果の責任は全て自民党にある」という言い方をされることです。この言動は,北朝鮮や中国のスポークスマンがいつも発する言葉と重なって聞こえてきますね。
 民主党は参議院の第一党という立場をどう考えているのでしょうか。国民が見たいのは,何が何でも審議拒否する民主党ではなくて,問題解決に行動する民主党のはずなんですが…。とりあえず,政局のことしか頭にない執行部を丸ごと取り替えるのがいいですかね。

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