今日は3月3日でひな祭り。と言っても自分にとってはあまり関係のないことなので,気分は盛り上がりません…。そう言えば,昨日から黄砂が飛び始めて,今日は東日本にも達するほどだったようですね。以前は,黄砂は季節の風物詩ぐらいな感覚でいた人も多かったと思いますが,その発生源の国は現在大変な大気汚染を撒き散らしている某国ですから,たかが黄砂と侮れません。事実,近年は黄砂が原因で健康を害される人もあると伝えられます。洗濯物も大変ですよね…。
と思っていたら,最近日本でもすっかり有名になった「シー・シェパード」がまた事件をおこしたようです。
産経新聞(2008.3.3 12:20)
調査捕鯨船に妨害活動 シー・シェパード
海上保安庁によると3日午前7時10分ごろ、オーストラリア・メルボルンの南南西約2960キロの公海上で、環境保護団体シー・シェパードの所属船「ステープ・アーウィン号」(1000トン)が、日本の調査捕鯨船「日新丸」に対し、1時間にわたり船橋後方甲板に酪酸入りの薬瓶と白色粉末状のものが入った茶色の紙包みを投げ込む妨害活動を行った。
日新丸は放水による接近防止措置を行うとともに警備のために日新丸に乗船している海上保安官が「ステープ・アーウィン号」に対して即時中止の警告を行った。投げ込まれた酪酸が保安官2人、乗組員2人の計4人にかかり、3人が医師による診断を受け目の洗浄を実施、症状は回復しているという。
このシー・シェパードという団体は,度々日本の調査捕鯨船に体当たり攻撃を仕掛けてきたり,少し前には,日本の調査捕鯨船「第2勇新丸」に薬品を投げつけて不法侵入したことでも知られていますね。日本は,とんでもない粘着団体にとりつかれてしまったようで…。環境保護団体というよりテロ組織という印象がますます強くなっていきます。日本に粘着すればするほど,多額の募金が集まって自らが潤うというメリットがあるからやめられない…といった感じなんでしょう。
しかし,捕鯨国は日本だけではなかったはずです。ノルウェーなんかは,商業捕鯨を宣言してますので,シー・シェパードはそちらにもっと激しく攻撃しているかと言うと,それがノルウェーに対しては随分おとなしいようですね。この点は,アメリカには年中抗議しても,中国には絶対に抗議をしない偽りの"自称"市民団体と重なって見えます。全く困ったもので…。
日本は条約に則って合法的に調査捕鯨を行っているはずで,シー・シェパードの寄港地があるオーストラリアは充分承知していると思いますけど,昨年からは捕鯨反対を表明している政権に変わってしまいましたね。このところは政策に対する風当たりが強くなったせいで,国民の捕鯨に対する感情にはますます逆らえなくなったようです。この点は,政権が変わるたびに未来志向の関係を重視すると言っておきながら,国内政治に行き詰まると反日政策に方向転換してきた隣国と通じるものを感じます。
捕鯨問題については,日本などの捕鯨国が理詰めの議論をしても反捕鯨国は全く理解を示さない現状で,今のところ落としどころが見えません。しかし,日本政府には,間違っていることを受け入れることは絶対にしないでいただきたいですね。ほかの外交課題については,日本政府の譲歩する姿ばかりが焼きついているので,心配ではありますが…。