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日本で事前合宿

 北京五輪の直前に日本で合宿するケースが相次いでいるようで…。

産経新聞(2008.4.2 22:58)
「日本で事前合宿」水泳だけで約10カ国 北京五輪

 日本水連の佐野和夫専務理事は2日、北京五輪の事前合宿を日本で実施する海外の水泳勢は英国など約10カ国になるとの見通しを明らかにした。

 競泳では英国とニュージーランドが大阪府、イタリアが千葉県、オランダが長崎県、ポーランドが富山県、チュニジアが兵庫県尼崎市のプールを使う。水球のスペイン、モンテネグロ、ドイツも国立スポーツ科学センター(JISS)などで合宿する方向で調整している。日本オリンピック委員会(JOC)を通してスウェーデンなども日本で合宿を張る。

 う~ん,このまま日本でオリンピックをやりますか,という勢いで…。まぁ,設備の問題もあるでしょうけど,食事や環境の問題が大きな影響を与えているということなんでしょうね。陸上競技では,環境についての影響がさらに大きいはずです。

 これとは別に,環境と共に政情が不安な中国という理由で,天皇・皇后など皇族方の北京五輪の開会式への出席が見送られるとのことです。とりあえず,この点でまともな判断がなされたことには安堵しています。

 でも,それだけではありません。

 先ほど,アムネスティ・インターナショナルが中国の人権問題に関する報告書を発表したという報道がありました。中国への非難はもちろんですが,「中国国内で人権活動家らが沈黙させられている状況で,IOCや国際社会,中国と取引のある海外企業が非難の声を上げないのは,人権弾圧の共犯者と変わらない」という内容が含まれています。

 中国に対しては,日本政府には,少なくとも対話による解決への努力をさせる圧力をかけてもらいたいですし,その意思を公式に明らかにしていただきたいですね。今のところ,中国の国家主席が来日する予定でいるようですが,来日したとして,果たしてどんな話をするんでしょうか。何もしないなら,招くべきではないでしょうね。

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