前回の記事の「琵琶湖文化館」に行ったときに,その隣りのびわ湖ホール(滋賀県立芸術劇場)の真正面にある鹿児島の黒豚を売りにしているという店で昼食を食べました。この店は開店してから1年ぐらいになるようで,開店当時に私の自宅にチラシが入っていたこともあって,ずっと気になっていました。チラシの写真がいかにもうまそうで食欲を誘ったものですからね。あ,そう言えばチラシに付いていたサービス券を忘れたけど,まぁいいか…。
で,さっそく座敷に座らせてもらってメニューを見ると,「ヱビスビール(生)」という文字が目に入りまして。おぉ…。これが噂に聞いていたヱビスの生ですか。このヱビスの生を売りにしているというビアホールの話を聞いたことがありますけど,ちょっと値が張るらしいですね…。でも,ここにもありますよ。
何はともあれこの「ヱビスビール(生)」を注文。食べるものは黒豚カツ定食。要するにトンカツ定食です。
ではヱビスをぐっと…。う~ん…。あれ?…。やっぱりヱビスは瓶か缶がいいかなぁ…。本来のコクと生ビールの爽やかさが合わさって微妙な味になっているような感じが…。どうも私には合わないような気がしますなぁ…。好きな人もいると思いますけどね。
まぁそれは置いておいて,メインの黒豚カツ定食です。うん,これは結構柔らかいですね。適度な脂身が全体のバランスを整えているといった感じですね。久々においしいトンカツを食べたような気がします。メニューはしゃぶしゃぶなど他にも色々とあるようで,晩のメニューにも惹かれるものがありますねぇ…。また機会があればいいですけど。
さて,この日の晩はどうしようかと思っていたんですけど,湖岸道路の近江大橋からちょっと浜大津寄りに行ったところにある「おもひで酒場」という看板のかかった店に寄ってみることになりました。店の前に懐かしい看板がペタペタと貼ってあったんで,この付近を車で通りながらいつも気になっていたんですねぇ…。
という訳で何とか店の前に着いてみると,それまで気づかなかったんですが,大阪を拠点とする大手焼き鳥屋チェーンの関連であることが判明しまして,ちょっと迷ったりして…。でもまぁ,こういう体裁の店も珍しいだろうということで入ってみましたが,これが思いのほか雰囲気がよかったです。店内のいたるところが懐かしいポスター,レコードジャケット,フィギュアなどに埋め尽くされていまして,店内にかかる音楽も70年代からの懐かしいメロディー。
大手焼き鳥屋チェーンの関連とは言え,独自のメニューにも力を入れているようで,この日は滋賀県産の地鶏メニューで腹を大いに満たしました。また,このときの常連さんの雰囲気も店主の感じもよかったですね。すっかりと色々な懐かしいものを思い出させてもらいましたぁ…。
しかし,このときの店内の懐かしい音楽の中で,古いものはあれこれ話ができたんですが,新しめの音楽が全くわからなくてショックでして…。信じられないことなんですが,ひょっとして,すっかりおっさんの範疇なんでしょうか…。
(※「おいしかったニャン」の写真は最初の店にあった額です。)