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【京都の寺社】天龍寺

 前回の「日本の神仏」という記事を書いていたら,そう言えば数年前に京都の寺社一気めぐりというようなことをやったことがあるなぁと思い出しました…。以前は京都に住んでいましたけど,長い京都での暮らしの中でも数多くある寺社には全然行ってなかったことにふと気づき,ぶらっと出かけたのでした…。笑顔
 そのときに撮りためた写真もあることですし,ここで蔵出しするのも悪くないかな…という安易な考えのもと,京都の寺社シリーズの記事を衝動的に思い立ちまして,とりあえず嵐山にある天龍寺から…。寺社に関する詳しいことは,当時拝観したときにもらったパンフレットなどに頼るという,全くの他力本願です。とりあえず,飽きるまでやってみましょう…。滝汗

 で,さっそくパンフレットをめくります。『天龍寺。臨済宗天龍寺派大本山。正しくは霊亀山天龍資聖禅寺で,京都市右京区嵯峨に位置する。1339年(暦応2),吉野で亡くなった後醍醐天皇の菩提を弔うために,足利尊氏が夢窓国師を開山として創建した。この地は檀林皇后(嵯峨天皇の后)が開創した檀林寺のあったところで,のちに後嵯峨上皇の仙洞御所・亀山殿が営まれた。後醍醐天皇はここで幼少期を過ごした。夢窓国師は堂塔建立の資金調達のため,「天龍寺船」による中国・元との貿易を進言し,1343年(康永2)にほぼ七堂伽藍が整った。夢窓国師の門流は隆盛し,天龍寺は京都五山第一位の寺格を誇った。創建以来,天龍寺は1356年(延文1)をはじめ,八回の大火に見舞われ,現代の堂宇の多くが明治期の再建。夢窓国師による庭園(曹源池)は,国の特別史跡名勝第一号に指定,1994年(平成6)世界文化遺産に登録。』

 後醍醐天皇とともに鎌倉幕府を滅ぼした足利尊氏は,のちに後醍醐天皇と対立して室町幕府を成立させたのですが,政敵であった後醍醐天皇の供養をしていたということなんですねぇ…。嵐山に観光に行くと,渡月橋を北側に行った先のとりあえずよく目立つ寺院が天龍寺で,嵐山観光の起点といった感じなんですけど,その歴史を気にする観光客はあまりいないでしょうねぇ…。嵐山を借景とした庭園を思い出す人は多いかもしれません。微笑

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